日々の出来事

セブ島のスラム街ってこんなとこ

クラウドファンディングでスラム街の暮らしを肌で感じたい?


大学生が3人が「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」とクラウドファンディングで資金を募集して、大炎上からの取り下げになったそうですね。


旅費21万、雑費4万なので、金額は常識的ですが・・・

「フィリピンに一度も行ったことないのに舐めてるのか??」と非難轟轟だったそうで、私ですら「いやいやいや、無理無理」って思っちゃいました。

 

スラム街に近いところでこんなとこ


すみません💦

さすがの私もスラム街には行ったことがありません。

フィリピン人でも近寄らない所ですから…外国人なんて到底無理です。

 

と言う訳でスラム街とは違うけれども、ダウンタウンエリアにあるカルボンマーケットと言う市場を例にお話ししてみようと思います。

 

旅行会社さんが催行している「セブシティツアー」では、大体このカルボンマーケットは回りますが、車からは降りません。

車窓観光になります。

つまり、観光客が行って安全な場所ではないと言う事です。


我が家のヘルパーさんがカルボンへお買い物に行く時には、携帯は家に置いていきます。

フィリピン人ですら警戒する場所でもあるんです。

私もお昼間限定でヘルパーやコサムコさんが一緒でない限り、カルボンマーケットには行きません。

カルボンマーケットの様子


ビーサン屋さん。

シンプルなものだと100円以下で買えます。

バレバレなパチもんビーサンもあります。(ちょっとお高め)

質は…1年は履けません。

古着屋さんもありますが、古着にもほどがあるだろ!って突っ込みたくなる服もあったりします。

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お魚屋さん。

新鮮に見せるために、お魚のエラに赤い着色料を塗る悪いお魚屋さんもあるとか?

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食べる用なのか、闘鶏用なのか分かりませんが、生きた鶏が売っています。

もちろん買ったことありません(笑)

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食堂ですね。

衛生面は自己責任です。

お皿を洗う水場がないので、お皿はビニール袋に包まれています。

食べ終わったらビニール袋を新しい物に交換して使うようです。

その発想は無かったなぁ…

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今日の写真はすべてコサムコさん提供

カメラを向けて撮ることはできませんでしたが、お店の子どもさんがスッポンポン&裸足でそこら辺をうろうろしていたり、野菜の隣に新生児が眠っていたりします。

 

そう、台湾や韓国、ベトナムなどの市場とは全然違うのが分かりますよね。

この市場内にある食堂で日本人観光客がご飯を食べることが絶対に無いんじゃないでしょうか。

 

外国人だと分かると、「お金ちょうだい」と手のひらを差し出されます。

小さな子供から大人まで。

 

お金をあげる事が助けることになるのかどうかは分かりません…

 

本当に貧しいフィリピン人は日本人には想像できないレベル


セブではスラムに行かなくても、普通に歩いてたり車で通るだけで貧しい人たちと出会う機会はたくさんあります。

 

・家族でホームレス

・道路で寝ている人

・裸足で歩いている人

・ボロボロのTシャツ、裸足で紙コップを持ち、お金を入れてくれる誰かをずっと待っている人

・マクドナルドで食べ残しがテーブルに残っているのを見て、素早く店内に入ってきてそれを食べる兄弟

・車道で用を足している女の子のストリートチルドレン

  

フィリピンに来た事もない大学生がどうにか出来るレベルではないのです。

 

 貧しいフィリピン人が欲しいものは夢なんかじゃない


クラウドファンディングを募った大学生たちは、目的を「スラムに住む人たちに夢を与えたい」としていたようですね。

衣食足りて礼節を知ると言う言葉が示す通り、服も食べ物も無い人が夢を欲しがるものでしょうか?

 

まとめ


結局クラウドファンディングは取り下げちゃったみたいなんですけど、せめて一度自分のお金でフィリピンに来て、街中を歩いてフィリピンの現実を見て、それでも何かしたいと思ったなら、またクラウドファンディングを募ったら良いんじゃないかなと感じました。

今セブではコンドミニアムや新しいショッピングモールがどんどん建ち、街の景色も10年前とはすっかり様変わりしました。

でも貧しい人はずっと貧しいままなんです。

本当に不思議な国です。


我が家は何もできませんが、子ども達のおもちゃや着れなくなった服を近所の教会に寄付を時々しています。

私たちはまだまだ日本に完全帰国の予定はないので、この先もしばらくはセブにいると思います。

良い方へ変わっていくと良いなぁ。

 

 

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